びん詰うに発祥の地、下関。

偶然から生まれた名産品。

明治初期、下関市の六連島、西教寺(さいきょうじ)住職が
アルコール漬(焼酎漬け)を考えだしたと言われている。

当時の六連島は捕鯨船の停泊地であり、外国船も多く停泊していたそうです。
その外国船の乗組員と西教寺の住職が酒宴の席で、
たまたま出されていた塩ウニの小鉢に酔ってこぼした度数の高いアルコール(ジン)が
偶然かかったことがきっかけだと言われております。

そのジンがかかった塩ウニは徐々に固まりはじめ、それを味わうと芳醇な香りと食感になり、 アルコール漬ウニのアイデアが生まれたとのことです。

塩ウニを度数の高いアルコールに漬けることにより美味となり、
また長期保存ができるようになりました。保存容器は木樽や陶器でしたが、
衛生的、より長期保存が可能なガラス瓶(ウニ瓶)が使用され、
びん詰うに発祥の地となったと言われております。